管理組合役員、修繕委員のお悩みにAI先生と全建センターの各分野のスタッフが回答します。

修繕積立金はどうやって決まるのですか?工事で借入を検討しています。

マンションに越してきてから初めて理事になりました。
理事会での当面の課題は2回目の大規模修繕工事ですが、今のままでは修繕積立金だけで工事費用を賄うことはできず、金融機関からの借入か一時金の徴収が必要となりそうです。
借入や一時金は他の住民からの合意を得られるかが問題となり、大規模修繕工事の延期も検討しています。

そもそも修繕積立金不足するには金額の設定に問題があると思います。一般的に修繕積立金はどうやって決まっているのですか?

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  1. 管理費は、管理委託費や水道光熱費、エレベーターなど共用部分の保守維持費や運転費、清掃費など、経常的な経費です。毎月の経費を把握し、それに見合った金額を区分所有者から収納します。
    一方、修繕積立金は、多額の費用を要する大規模修繕工事費用の捻出のため、長期修繕計画に基づいて積立額を決定する必要があります。修繕積立金が不足した場合、なかなか大規模修繕工事の実施ができず、建物の劣化が進んでしまうというこのとにもなりかねません。

    このため、早い時期に建物の状況に応じた長期修繕計画を作成し、それの応じた資金計画を立て、修繕積立金はいくらが妥当なのかを検討する必要があります。
    平成25年度マンション総合調査によると、戸当たりの修繕積立金は月額平均10,783円。㎡当たり149円となっています。
    修繕積立金額の決定方法でも、「長期修繕計画で算出された必要額に基づき決めた」が75.9%。他の回答では「管理費の一定割合とした」6.7%、「近隣の他のマンションの金額を参考にして決めた」2.3%、「その他」10.6%となりました。
    また、各区分所有者ごとの負担金額決定方法は、「各戸の専有面積の割合に応じて算出」が83.1%、「各戸均一」が13.1%だった。

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