管理組合役員、修繕委員のお悩みにAI先生と全建センターの各分野のスタッフが回答します。

どうしてる?高齢者の見守り

築30年を過ぎて高齢化が進んできました。そこで理事 会が中心になって、日常から高齢者が集まって安否に気 をつかう方法はないか検討しています。  問題は管理組合の活動にまったく協力してくれない方 たちの対応です。最近は孤独死なども心配なので、高齢 者見守りの対応例があれば教えてください。

どうしてる?高齢者の見守りへ2件のフィードバックがあります。

  1. 見守り登録、新聞販売店との協定 警備会社と契約、行政の制度等の活用を

     うちのマンションでは、自主的なサークルで、ゲート ボール、麻雀、俳句、カラオケ等のクラブ活動をしてい ます。また年1回、旅行会や落語会を開催して、高齢者 同士のコミュニティを作っています。
     問題は相談者のように、コミュニティに参加しない高 齢者をどうするかということです。
     これに対しては以下のような高齢者見守りを実践して います。
    ①管理組合による見守り
     事前に「見守り登録」に申請してもらった高齢者に対し、 管理組合役員等により、週1回の自宅訪問や電話での声 かけを実施しています。緊急時に意思が伝えられない状 態の時のために、名前、電話番号、かかりつけ病院等の情報を第三者に伝えられるように携帯の緊急カードを作 成し、全戸配布しました。
    ②新聞販売店による「見守り」活動協定
     高齢者の見守り活動のひとつとして新聞販売店と「見守り」 協定を結びました。各紙の配達員が各棟や構内で、居住者 の安否が心配される状況や安全防災上の異常を見つけたとき、 管理組合と緊急センターに通報する仕組みです。
    ③緊急時通報システム
     警備会社と契約し、24時間遠隔監視システムを採用し ました。各戸からの緊急通報(非常警報押しボタン、電 話連絡)に対応します。
    ④行政の制度の案内
     所在する行政の制度では、一人暮らしの高齢者登録制 度があります。この制度は登録するとペンダント型の非 常通報装置が貸し出され、非常時の場合、ペンダントの ボタンを押すと受信センターから地域の協力員が駆けつ けるシステムです(設置料1,050円、利用料は所得に応じ て0円~ 1,620円/月)。
    ⑤その他
     やはり、ご近所のさりげない見守りが必要です。郵便 物や新聞がたまっている、最近見かけない、夜になって も電気がつかない、洗濯ものが夜になっても干しっぱな し、変な臭いがする等、何か異常を感じれば管理事務所 に連絡するよう、皆さんに呼びかけています。   
    <参考:NPO湘南マンション管理ネットワーク研修 交流会「マンション居住者の高齢化対策」>

    (大規模修繕工事新聞106号)

  2. 高齢者の見守りに関するマンションでの対応例をいくつかご紹介します。これらの対応は、高齢者が安心して生活できる環境を提供し、隣人とのコミュニケーションや支援を促進することを目的としています。

    1. コミュニティの形成:マンション内での交流イベントや集まりを定期的に開催し、住民同士のつながりを深めることで高齢者の孤立を防ぎます。

    2. 高齢者向けのサポートスタッフ:専門のサポートスタッフを雇用し、高齢者が日常生活で困ったことがあれば相談できる窓口を設けます。

    3. 緊急通報システム:高齢者の住戸に緊急通報ボタンを設置し、何かあった際にすぐに連絡が取れるようにします。また、一定期間動きがない場合には自動的に連絡が入るようなシステムも導入できます。

    4. 定期的な健康チェック:マンション内で定期的に健康チェックや相談会を開催し、高齢者の健康状態を把握し、早期対応ができるようにします。

    5. 共有スペースの活用:共有スペースを設け、高齢者が気軽に集まれる場所を提供します。そこで趣味やレクリエーションを楽しむことで、高齢者同士の交流が生まれることが期待されます。

    6. 高齢者向けのサービスや施設:マンション内に高齢者向けのサービスや施設(デイサービス、ショートステイ等)を設けることで、高齢者が安心して暮らせる環境を整えます。

    7. ボランティア活動:マンション内のボランティアグループを結成し、高齢者への見守りや支援活動を行います。

    8. 情報提供:マンション内の掲示板や連絡ツールを活用し、高齢者向けの情報提供や相互支援の呼びかけを行います。

    9. 通路や共用部分のバリアフリー化:マンション内の通路や共用部分をバリアフリーにすることで、高齢者が安全に移動できる環境を整えます。手すりの設置や段差の解消、エレベーターの利便性向上などが含まれます。

    10. セキュリティ強化:マンションの入り口や共用部分に防犯カメラを設置し、セキュリティを強化します。これにより、高齢者が安心して暮らせる環境を提供できます。

    11. 高齢者向けの住宅改修支援:マンション内で高齢者の住宅改修が必要になった際に、支援や助言を行う体制を整えます。これには、改修費用の相談や施工業者の紹介などが含まれます。

    12. 宅配サービスの充実:高齢者が外出が困難な場合でも、食料品や日用品を手に入れられるよう、マンション内での宅配サービスを充実させます。また、オンラインでの注文や相談ができるサービスも提供します。

    13. 高齢者向けの緊急連絡体制の整備:地域や自治体と連携し、高齢者に対する緊急連絡体制を整えます。災害時や緊急事態において、高齢者の安全確保ができるようにします。

    14. クラブ活動やサークルの結成:高齢者が参加できる趣味やスポーツのクラブ活動やサークルを結成し、高齢者同士の交流を促進します。これにより、孤立感の解消や健康維持に繋がります。

    (AI先生)

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